べーたばん

32歳、春。

誰が変わるんだという話

4月ということで、街には新入社員ぽい人達が溢れ、最寄り駅の学生もうぇーい!うぇーい!と言い始めてます。いい光景ですね。

 
僕が目黒通りで寝転んで通報され、警察官からの問いかけで目覚めたのもこんな春麗らかな時期だったでしょうか。あの時抜かれた3000円、返してください。
 
そんな中、ほとんどの会社・学校では規模の大小こそあれ諸先輩方々からの「訓示」や「教え」みたいなものがあるのだろうと思います。全社単位から、部署単位。日々の飲み会なんかでも。
 
社会人に限って言えば、「社会人になるということは責任が発生し、学生気分は早々に抜いてうんたらかんたら」みたいなのが定番でしょうか。
 
今までの環境から変わることは間違いない。良くも悪くも変わらないといけません。それは自分の選択なので仕方ないでしょう。
 
おそらく大学時代の友達とも別れ、なんなら地元からも離れ、ツッコミのテンポも合わず、面白くもない話に愛想笑いしながら、それでも頑張ってコンパを重ねて楽しかった学生時代を思い出し、頑張って友達を作ろうとなんとなく誘われた「勉強会」に参加してみるものの勉強なんかするわけもなく、同世代の自慢話を聞かされるただの名刺交換会の会費は一万円。参加者の可愛くもない女性は無料なのに。
 
会社ではわけも分からず飲み会の幹事を任され、優しい先輩方にフォローされながらも、何もしてくれない先輩方からは「えー、またあの店?」「なんか出し物するん?」「会費高ぇ。メシうまい?」と期待値だけ上げられる。何もしない人ほど無茶振りする(一気コールだけよく声が響く)。優しい先輩は一緒になってやってくれる。二次会にもスムーズに来てくれる。
 
もしかしたらもしかしたら、学生時代なら確実に殴ってたような、ないしはいじってたような先輩もいるかも知れません。殴れません、いじれません。学生時代とは違う生活サイクルでハゲるかも知れないという恐怖と戦わなくてはいけません。あんまり繊細すぎるとハゲます。
 
少し暴走してしまいました。
 
そのストレスたるやハンパなく。大変です。飲み会の集金を受ける度に「大変やな、頑張ってるか」と思います。
新人は訓示やお偉方の話なんか関係なく、嫌でも変わらないといけません。というか変わります。必然的に変わることを要求されます。変わらずにいれたらそれはただのおもんないやつ。
 
そんな大きな負担を受ける彼らを見ながら自分は果たして毎年変わっていっているのか。
 
外部環境としては結構変わりました。結婚もしたし、周りにも子供生まれ、きゃーかわいいーなんて言いながら自分も子供欲しいなーなんて思ってます。
 
目黒通りで寝ていた当時からすると格段に幸せです。
 
上から目線でヘラヘラしてる先輩にはなりたくないなーと思って迎えた何度目かの春ですが、尊敬できる出会いもありました。その財産があったので、ギリギリ今です。
この先ももっともっと出会っていかねばなりません。
 
内的にどこまで変わっていっているのか。今後変わっていけるのか。
新人と一緒に、自分も変わっていければと思います。
自分との出会いで少しでも人を変えれるように。
 
春の後はすぐ夏ですね。
ちょっとおしゃまに、ビーチでうぇいうぇいBBQでもしたいもんです。